ジェット燃料は、ほぼケロシンからなる「ケロシン系」と、ナフサを混ぜる「ワイドカット系」に分けらる。
民間用の規格としてはケロシン系のJet AとJet A-1、ワイドカット系としてJet Bがある。これらはアメリカの工業規格ASTM D-1655で標準化されており、日本ではJIS K 2209がそれに準拠している。軍用にも各種規格がある。
ロケットエンジンでは燃料を大気圏外でも燃焼させるため、液体水素やケロシンなどの燃料のほかに酸化剤を搭載する必要がある。酸化剤として用いられる物質は、第二次世界大戦中のヴァルターロケットでは過酸化水素、同じくV2ロケットでは液体酸素、戦後のミサイルでは赤煙硝酸や過塩素酸アンモニウムなどである。ケロシンを燃料とするロケットの場合、酸化剤としては液体酸素が多く用いられる。
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ロケット燃料としての性能(比推力)は噴射速度、言い換えると燃焼温度が高いものほど、最終飛翔体と燃料の重量比である質量比を緩和する。したがって理想的には液体水素と液体酸素の組み合わせがロケット燃料に最適である。しかし液体水素は密度が低いためタンクが巨大になり、また液体酸素との沸点の違いからタンクの断熱構造が複雑になるなど、実際には燃料タンクなどロケットの構造材の重量も含めて考慮されるべきで、サイズが巨大になる多段式ロケットの1段目にはロケット構造材の装置が簡単になり軽量化が図れるケロシンがロケット燃料として採用されることが多い。
RP-1: アメリカ合衆国で広く使われるロケットエンジン用燃料。
TM-114: 旧ソ連/ロシアで使用されるケロシン系ロケット燃料の一つ。
TM-185: 旧ソ連/ロシアで使用されるケロシン系ロケット燃料の一つ。